オリゴ糖にはさまざまな種類があります。フラクトオリゴ糖・大豆オリゴ糖・ガラクトオリゴ糖・乳果オリゴ糖・イソマルトオリゴ糖・キシロオリゴ糖・ラフィノースなどで、ほとんどが気づかないうちに摂取していると言われています。
フラクトオリゴ糖はバナナやゴボウなどに含まれるオリゴ糖で、ビフィズス菌を増やす作用があります。大豆オリゴ糖は文字どおり大豆に含まれるオリゴ糖なわけですが、砂糖のような甘味を感じられると言われ、オリゴ糖の中では甘味が強い糖です。
ガラクトオリゴ糖は母乳に含まれているオリゴ糖で、タンパク質の吸収率をUPさせます。乳果オリゴ糖は別名「ラクトクロース」とも呼ばれ、乳糖と砂糖から作られています。ヨーグルトに砂糖をプラスした際の発酵途中に生成される成分で、大豆オリゴ糖と同じく甘味の強いオリゴ糖です。
イソマルトオリゴ糖は蜂蜜や醤油などに含まれているオリゴ糖で、熱や酸にも強い性質を持っています。キシロオリゴ糖はトウモロコシに含まれる成分で、ヘミセルロースに由来したオリゴ糖です。
ラフィノースはビートオリゴ糖とも呼ばれる成分で、甜菜（テンサイ）に含まれています。甜菜（テンサイ）は通称「サトウダイコン」のことで、北海道で栽培されています。寒冷地で栽培されることから甘味もあり、オリゴ糖の中ではまろやかな優しい味が特長です。
これらのどの種類であっても大腸まで到達して吸収されるので、ほんの少しの量でも充分に便秘解消などの効果を発揮するわけです。
